ビットコイン現物ETFの堅調な資金流入
2026年9月5日週のデータによると、ビットコイン現物ETFへの資金流入は9億8,690万ドルに達し、過去3週間で計38億ドル超の流入となった。これは今年に入ってからの最も強い3週連続の流入であり、投資家の関心が引き続き高いことを示している。
イーサリアムETFの流入減少が鮮明に
同じ期間、イーサリアム現物ETFの資金流入は2億1,840万ドルにとどまり、前週の8億2,440万ドルから約74%減少した。資金動向の対照的な変化は市場での資産配分の見直しを示唆するもので、投資家の選好に差異が生じていることを裏付けている。
イーサリアム「Gl Amsterdam」アップグレードの準備進行
イーサリアムは2026年第4四半期に予定する「Gl Amsterdam」アップグレードの導入準備を進めている。このアップグレードの目的はネットワークのスケーラビリティ向上と取引処理効率化、信頼性の強化にあり、長期的なエコシステムの競争力維持に寄与する見込みだ。正式なリリース日は現時点で未確定だが、この計画自体が価格の下支え要因となり、8月下旬以降の価格上昇の一因となっている。
テクニカル分析:ETH/USDの4時間足動向
ETH/USDの4時間足チャートでは、先に高い出来高を伴う上昇トレンドが形成された後、上昇ウェッジパターンが出現。8月末にはこのパターンの下方抜けを試みたが持続せず、現在は2,484ドルのポイント・オブ・コントロール(POC)と2,521ドルのバリューアリア上限の間で推移している。
長期的にみると、価格は狭いレンジでの推移を続け、次の大きな動きに向けたエネルギーを蓄えている状況とみられる。主な抵抗線は2,566ドル付近で、サポートは2,368ドルに位置。2,428ドルのバリューアリア下限を下回るまで本格的な下落サインとはならないだろう。
RSIは53、移動平均線は55と53でいずれも中立のやや上側に位置し、上向きの勢いも見られることから短期的な反発の余地を残している。
投資家の注意点と市場の動向
イーサリアムは技術面では節目の調整局面にあり、価格の方向感は依然として明確化していない。ETF資金流の減少は投資家心理の変化を示すため、今後のアップグレード進捗と市場の反応が注目される。
一方でビットコインは引き続き資金流入が強く、資産選好の分散が鮮明になっている。
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